+ 小さな空と6つの罪【完】

作者笑夜

自らの行動が、後の『罪』になる可能性。否定出来ない『罪』を憂い、結果に殉ずる青年の、免罪を軸にした短篇。6つ目の『罪』とは…。『桃色の蜘蛛、只一つの罪』の本篇。

見上げた空は小さかった。


いくつの罪を重ねて、何の罰を受けているのか。


答えは大きく広がる空に、ただ消えて見えなくなった。



幾つもの罪を重ね、法に裁かれた男。

自ら、罪の勘定をしなければならなかった彼の、受け入れた物とは……。





another:『桃色の蜘蛛、只一つの罪』


◇互いに側面として描いています。

どちらからお読み頂いても、単独でお読み頂いても、一話の短篇として成立させています。