大島なるみ

シュールですね。
内面描写が少し説明的で固い印象を受けた以外は、
現実社会を客観的にとらえた作品だと思いました。


特に作中に出てきた「きっかけ」は、本当にあり得る事であり、
それに気付いた隔たれた側の人間は、その「きっかけ」が訪れる時を
切に願う事になるのでしょう。

それが、さらに悪循環となり、無限大ループを生み出す。


それをラストのオチが、暗黙のうちに示している気がしました。

願わくは、そんなループがいつか消滅する日を願います……