日向と日陰の個人的比率論。

作者仰季

日向と日陰の個人的比率論。


太陽が昇れば、月は沈み。


月が光を放てば、太陽は沈む。



光があるから、影はできる。

影があると思えば、光が必ず存在する


夏のバカみたいな日差し、

冬の忘れてしまった太陽の温もり、


みたいにどちらかの主張が激しくてもダメ。


春の木陰の温かさ と 木漏れ日の中の温かさ

秋の凛とした朝日の冷たさ と 清い枯葉がつくる日陰の冷たさ


光と影。

二つの関係が、ちょーどいい具合だからこそ。

居心地がいいと感じる。


人は、何も違和感なく過ごせる。



そういうものだろう?