「わ~溶ける溶けるっ」
棒を伝って溶け出すアイスを
あわてて舐めるあたしの隣で
あなたはよくお日様みたいに笑った。
「なこ、それ半分ちょうだい。」
でも、あたしにはやっぱり
「…バニラ、苦手なんでしょ。」
お日様は眩しすぎるのです。