文化祭当日、飛び降り自殺した宮内紬。その死の真相を探る双子の妹、宮内奏の貪欲な追求に秦十一郎は巻き込まれていく。そして宮内紬の死の真相とは―――。

まるで息をするようかのように


まるでそれときみは一体だとでもいうように


溢れ紡ぎ出されるその音は僕の心を掴んで離さなかった





そんなピアノを自由自在に演奏する君の姿に


僕は心底惚れていたんだ――――