前の席のデブ

作者自転車

桜の舞う四月、高校生デビューした俺――桐原 君冶


俺の席はいつも黒板が見えない。


なぜなら、前の席に関取のような巨漢の同級生が座っているからだ。



デブいクセにナルシスト。

デブいクセに見栄っ張り。

デブいクセにオシャレ好き。


そんなヤツが目の前に居るなんて、

厄介なことになったよな。




デブとの高校生活を描いた学園ストーリー開始!