夕焼けよりも赤い紅

作者ハクタク

人の命がどうとか俺にとっては関係ない。


自分自身が生きるのに精一杯だというのに


他人を心配してる暇は無い。


知らない間に俺にかけられた呪いは解けないらしい。


なんとも難儀な話だ。


俺は諦めに近い感じで余命を楽しんでいた。


アイツに会うまでは・・・・・



― 一人の男と女の少し悲しげな物語―