佐東 陽樹(さとう はるき)は、『幸せ』に疑問を持ちながら生きている、中学1年生。
陽樹が『幸せ』に疑問を持った理由。それは・・・幼いころに出会った、1人の不思議な少女と過ごしてからだった。
「私ね、『幸せ』っていうのことを調べてるの。
人は、『幸せ』を追い求めて生きている。
不幸なことだって、必要なはずなのに・・・。」
その少女の名前は、もう忘れてしまっていた。
ある日・・・。その少女にとてもそっくりな、女の子が陽樹の中学校に転校してきた。
その女の子は、名前を教えていないのに陽樹の名前を知っていた。
それから、陽樹はその女の子のことが気になり始めて・・・?