イタリアのボンゴレ本部。
普段はそろわない守護者が、一人を除いてすべてそろっている
守護者がそろうのは、ボンゴレにとって大きな事件が発生したときのみ
今回、その事件はもうおわかりいただけるだろう
欠けている守護者の救出だ。
欠けているのは霧の守護者、六道骸
「あいつが捕まったってまじかよ…」
「ああ、骸の部下からの連絡だ。間違いはないだろう」
「でも何で捕まったんだ?部下は全員無事だったんだろ?」
「それが、骸だけを狙った犯行だったみたいで…」
ちらっと奧にいる、雲の守護者、雲雀恭弥を気にしながらツナは言った。
一応ではあるが、二人の仲は恋人同士。それを知らぬものはここにはいないのだ。
だからこそ、恋人を誘拐されたことで怒っているであろう雲雀に注意をはらっているのだ。