澄み切った青空のした。
彼が口にした言葉
「・・・別れよう」
頭を撫でてくる彼。
びっくりして声が出ない。
のどの奥からやっと絞り出した声
「なんで・・・?」
私が何かをしたんだろう。
「なんで?私何かしたの?」
彼、明寛は首を振った。
「お前は何もしてないよ。ごめんっ…」
そういって、去ってく彼。
「明寛!待ってよっ」
一生懸命追いかけた。
けど、追いつけなくって。
そのままその場に座り込んだ。