両親の望むようにだけ生きてきた神無(かんな)
いつも笑って自分を誤魔化してきた彼は、
用意されたレールの上を歩くだけの操り人形。
僕は何のためにここで働いているのか。
ただ顔面に笑顔を張り付けて、
時間をかけて自分の中身をどんどん腐らせていくだけだった。
――――――彼女と出会うまでは。
全てを諦め会社の歯車として生きようとする神無。
そんな神無の前に現れたのは、一人の無表情な新入社員。
彼女の言葉で神無の人生は少しずつ変化していく。
【――――ねえ、愛してくれなんて贅沢言わない。だから……】
四ツ谷 神無 32歳
×
江藤 なほ 22歳
恋愛
- #溺愛
- #切ない
- #大人
- #オフィス
- #純愛
- #上司
- #年の差
- #男性視点
- #見合い