キッカケは母が誕生日にくれた、使い捨てのカメラだった。
僕の卒業アルバムにはキミが居ない、/安城 雲雀
高校生のユウは自身の最高傑作を追い求め、この世にある“美しいもの”を撮り続ける。
茜色に染まる夕焼け、凛と咲く道端の花、脚の捥げたカマキリ。
被写体は多岐にわたったが、ユウが人間を撮ることは無かった。
――ただ、一人の人物を除いて。
その人物はユウにとってヒーローであり、心から愛した女性だった。
しかし彼女は突然、不登校となってしまう。
どうにかしたいユウは彼女のためにとあるプレゼントを思いつくのだが……。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
歪んだ愛
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