自称生粋の面倒臭がりの高校生・高越生真(たかごしいくま)は、ある日突然生徒会長・進堂芹奈(しんどうせりな)に生徒会に誘われる。何でも本来存在しない役職である庶務を加えたいと言い続けていたらしく、結果的に特例として選挙もせずに一人加えても構わないと言う許可が下りた。そしてそれで誘われたのが生真だった。初めは面倒だからと断っていた生真だったが、逆にそれが気に入られてしつこく勧誘された。最終的には断り続ける方が面倒だという結論になった生真は、生徒会に加入することにする。しかしその生徒会には、優等生でイケメンだが変態の副会長・清武賢一(きよたけけんいち)、お嬢様で金銭感覚がおかしい会計・花園莉里香(はなぞのりりか)、不器用で大雑把な書記・大豊未空(おおとよみく)という残念なメンバーで構成されていた。
生徒会の人達のそれぞれが持つ悩みや問題に関わっていく中で、生真は自身の奥底に眠る、面倒くさがりになった理由と対面することになる。
過去を切り捨てて見ないフリをしていた少年たちが、過去と向き合っていく学園青春ストーリー。