※『ことのは文庫「泣ける文芸」小説コンテスト』の応募作品のため、あらすじは全容が記載されています。
※途中まで連載していたものとは構成が違いますのでご注意ください。
(あらすじ)
優劣が一切ない状態での人間とヒューマノイドの共存を願ってやまないロニーは、廃棄処分予定だった自分が開発した家事型のフィーゴと一緒に暮らしている。
ある日、幼馴染が壊れた100年以上前のバラバラになったヴィンテージヒューマノイドを抱えて、訪ねて来た。
今まで最先端の技術を追い求めて来たロニーは、過去の産物を手にするのは初めてだった。
修復が終わって起動するも、アーネという名前を名乗ったものの過去の記憶がすべて欠落していた。古い機種のため新しくプログラミングをし直すことも出来ず、しかたがなくフィーゴがアーネに少しずつ人と共存する役割を教えていく。
3人で楽しく暮らす日々が続いていくと思ったある日、アーネに異変がおきる。
共に訪れたチューリップ公園で明らかに動揺をしたのだ。もしかしたら記憶が回復しているのかも、と過去の文献を読みあさったロニーは、ヴィンテージに『記憶の欠片』というプログラムが実装されていることを知る。
記憶の欠片を集めはじめ、欠片がすべて集まった時にロニーの前世とアーネの記憶が結びつく。ロニーは、今後一人残されるアーネのために記憶の欠片を記すのだった。
ドラマ
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