太平洋のややユーラシア大陸よりに、ティモアというアフリカ大陸と同じくらいの大きさの大陸がある。その大陸には、ロゾグという種族が生息していた。ロゾグには、さらに三種類の種族があり、その中でもロイザーという種族は美しい外見をしているという。
人よりもずっと身体能力に優れているこのロゾグは、人を好んで食べる。人とロゾグの間に混血が生まれることはなかったが、あるロゾグの女が、人との間に混血を産む。
ロゾグと人との間の混血児、遥真は人間である父親に愛情を受けて育てられる。だが、混血であるがゆえに人との違いがある。
ロゾグとの関りも出てくる中で、遥真は恋をする。
ロゾグは人を愛してしまうと、その相手に対しての食欲が異常に増す。