二十八歳の千晶は姉夫婦の忘れ形見である順を育てながら、看護師として多忙な毎日を送っている。
ある日、職場の健診センターにイタリア貴族の血を引く人気ピアニストのアンジェロ・潤・デルツィーノが訪れ、彼の演奏が大好きな千晶は舞い上がるが、アンジェロは意外に気難しく、二人はギクシャクしてしまう。
後日、たまたま彼と再会して、非礼を詫びられ、千晶が東京案内をすることになる。
スーパーセレブにもかかわらず、純粋で一途なアンジェロ。年下だから弟のように思っていたのに、次第に彼に惹かれていく千晶。しかも、あろうことかアンジェロから愛を告白されて――。
*他サイトにも掲載していますが、一部内容を変えてあります。