《あらすじ》
主人公の夏野琴美には、性別に対して独特の理解があった。
それは自分が女性に生まれたことに疑問を持っているわけでも、男性として生きていきたいわけでもなく、単純に個人として受け入れられたいという願望からだった。
ある日、周りとの感覚のズレを気にして好きなものを好きと言えないまま幼少期を過ごした琴美に転機が訪れる。
「男性役として演じてもらいたい」
スカートを穿く琴美にそう声を掛けてきたのは、とある界隈で活躍する舞台演出家だった。
※性差に悩む主人公のお話ですが、女性と男性の恋愛を描いています。
ステキブンゲイにも載せています。