私の家の庭に落ちてきた、小さな宇宙船には、蝶々人間が乗っていました。
生きて、生きて、ただ生きて。/はじめアキラ
『宇宙船、完全に壊れてしまったよ。これじゃ、元の惑星に戻るのなんか無理だねえ。……ねえ、そこの異星人さん。僕をここで匿ってもらうことはできないかな?短い期間でいいし、僕は太陽の光と水だけあれば生きていけるからさ!』
庭に墜落してきた異星人、コロネ。行く場所がない彼を、中学生の私は部屋で匿うことになった。
彼らグリーンデイズ星人は、地球でいうところの三か月程度で寿命を終えてしまうのだという。
その前に私の小説の完結が見たいと強請る彼のため、私は必死でノートに書いたファンタジー小説の続きを書き進めることにして……。
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