お母さんにお小遣いをせがむ苺。「高校生になったんだからバイトでもしなさい」と言われる。
学校で友達に相談すると、パパ活やメイド喫茶など、色々お勧めされる。しかし、結局、苺はスマホで検索して出た時給830円の簡単そうな掃除のバイトに応募する。経験者優遇、清掃スタッフ。制服貸与、社保完備、社員登用あり――
早速、面接を受けに向かう苺。辿り着いた先は、地元でも有名な古びたお屋敷――待ち受けていた揺り椅子の老婆は、何と本物の魔女だった。
魔女は腰が悪いらしく、あっさり苺を採用し、箒と杖と分厚いマニュアルを持って直ぐに現場へ向かうよう指示する。苺は、清掃スタッフになろうとしていたつもりが、いつの間にか魔法少女になっている事実に戸惑いつつも、お給料の為に何とか奮闘する。
頑張れ、苺。世界を綺麗にする為に。