【魔法のiらんど大賞2022 小説部門】応募中
〜時の標が止まったとき、運命は動き出す〜
在るはずの「時」は失われ、出会うはずのない「二人」が出会う。
存在すると信じていた「時間」、今ここにいる「現実」は、本当に真なのか。
時間を、秩序を、どうやって戻す?
舞台は森に囲まれたシレア国。
国の中で時を刻むのは、王都シューザリーンの城下街に立つ時計台のみ。その鐘楼の音が、人々の生活を、1日を、1年を刻んでいた。
しかしある時、その時計に異変が起こる。
南の海洋国テハイザとの緊張関係の中、国を揺るがすわけにはいかない。その才誉れ高き兄王子不在の中、国の安寧を取り戻すため、王女が奔走する。
そんな非常事態に、シレアの森に迷い込んだ少女がいた。彼女は一体、何者なのか。
この国から、この世界からは別のところから来た、王女そっくりの外見の少女と、王女の関係は——?
時計台の針の停止から始まり、次々に起こる異変、国を取り巻く政治的思惑、それらが渦巻き、王女と少女、シューザリーン王城の人々を襲う——!
「時間」とは何か。人間にとって大事なものとは何か——なくてはならない標を、そしてその中で動く人々の想いを軸に据えた、本格長編ファンタジー。
大切なもののために、戦禍はいらない。新たな歴史を刻むため、運命の歯車が動き出す。
*****
ようこそ。シレア国へお越しいただきありがとうございます。
カクヨムさんでも掲載中です。魔法のiらんどコンテスト応募のため、2022年7〜9月に大きく改稿しました。
(部門に迷いましたが、レーベルなどから一般文芸寄りと判断して一般文芸部門に応募しています)
このお話と平行で進む「兄王子編」の『天空の標』はカクヨムさんでお読みいただけます。どちらも単独作品として成立するように作っています(兄王子編はハードボイルドのシリアス・ファンタジー。大人気イケメン主従が好きな方はこちらもどうぞ)。
秋美しく、不思議な「時計」が時を統べる国へ、あなたも迷い込んでみてはいかがでしょう。
シレア国のイラストは、西井ゆん様からいただきました。感謝申し上げます。
1ページ目のシレア国周辺地図は、作者の作った図を元に如月芳美様が作ってくださいました。ありがとうございます。
*行間の間隔は意識的に場面ごとに調整しています。
ファンタジー
- #ハイ・ファンタジー
- #王族
- #ほんのり恋愛
- #西洋風
- #女主人公
- #秋
- #文芸
- #ジュブナイル
- #夏の小説合宿
- #どんでん返し
- #真夏の小説合宿2022
- #政略
- #王女
- #王道
- #異世界