高校時代、響には三重野という憧れの爽やか天然王子様がいた。一度は告白しようと思ったが、彼に嫌われたくない響は卒業時に埋めるタイムカプセルの中に彼への想いを綴った自分宛ての手紙を入れた。
十年後、そんなことは忘れていてタイムカプセルなんてどうでも良いか、と思っていた響だったが、開封式が始まったあとに中の手紙の内容を思い出し、急いでタイムカプセルを見に走る。
学校に着くと同級生たちは各々の手紙を手にしていたが、タイムカプセルの中に響の手紙は残っておらず、何故か見知らぬ男が彼女の手紙を読んでおり、その近くには好きだった三重野の姿があった。
男は三重野の会社の先輩で、宇佐神と言った。彼は響に「この手紙、三重野に渡そうか」と脅し、響との接点を無理矢理作る。
そんな宇佐神は響のことを好きだと言い、なぜか半ば脅されながら響は二人でタイムカプセルを公園に埋めにいく。開封の日は二人の終わりの日と決めた。
とある事件をきっかけに響と宇佐神は喧嘩別れをしてしまうが、最後の日に二人で埋めたタイムカプセルを開けて、宇佐神の本当の気持ちに気が付く。
ラブコメ
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