田舎に住む高校生の私はその日寝坊した。
バス停まで全力で走るが、途中捨て猫に遭遇する。
猫に構っているとバスに間に合わなく、乗車を逃してしまう。
渋々と母親に車で送ってくれるように電話しようとした矢先に、隣にバスが止まる。
自然とそのバスに乗り込んだ。すると後ろの席から声がした。
振り向くと先ほどの3匹の猫たちだった。
猫たちは実はあの時死んでしまったという。私も死んだという。
しかし何も思い出せない私は、このままでもいいと思い始めた。
そこへ、一人の老婆が乗ってきた。
何故か懐かしい感じの老婆の声に、誰だか思い出す私。
果たして私は無事に元の世界に戻れるのだろうか?