――目が覚めるとそこは、病院のベッドの上だった。
事故により病院に搬送された主人公の唯川 唄(15歳)は、自分の名前も、年齢も、家族の顔も、これまで歩んできた道のりも何も思い出せず、自己に関する記憶だけを失っていた。
警察を介して身元の調査が始まるも〝大人の事情〟が交差し、自身に関する情報を得られないまま退院を迎え、唄は児童養護施設に入所する。
そこでルームメイトの上田綺羅良や児童指導員の小宮に出会い、少しずつ明るさを取り戻していく唄だったが、綺羅良の退所をきっかけに過酷な現実に直面し、その一連の出来事が引き金となって徐々に過去の記憶が呼び覚まされていく――。
青春
- #ヤングケアラー
- #純愛
- #切ない
- #ヒリヒリ
- #シリアス
- #毒親
- #青春