織田河悟という普通の高校生が、夏休みに九州のじいちゃんの家に泊まりに行き、知ってしまう先祖の恋。親の言うとおりにしか生きられないとあきらめていたが、その日を境にどんどん変化し、思いもよらない不思議な体験から家族のありがたみと親になる喜び感動を味わうストーリー。2つの場所で代々受け継がれてきた時計とペンダントが繋ぐ過去人未来人が交わり、昔、黒魔女からかけられた呪いをとき未来へと繋いでいく物語。
悟が大学生になり、友達と行ったフランス旅行で本当にやりたい事をみつけた。
赤ワインを作る事に。サラと出会いそして不思議な力を持つ双子に恵まれる。その双子はモデルになって頑張っていたが、現場で力を使ってしまい芸能界を辞める事が決まり、とうとう最後の撮影の日となる。同伴していた撮影のギリシャで自動車事故にあう悟。運命のいたずらがおきて、今度は白ブドウを作る農園の子サルートとして産まれ変わり、白ワインを作る事に。
だが、その生まれ変わりは、悟が事故で死んでおきた事ではなく、悟はちゃんと生きていて、命の選択の場で違う扉を開けたのだった。
3本のワインが繋ぐ人の愛や記憶の月日は流れていき、今世紀に受け継がれ伝えていく物語となる。