父のいつものうっかりのせいで、妹まひろのハロウィンパーティーに参加することになった秋介。
父から渡された紙袋には、ギラッギラのスーツとマスク……
「っんな恥ずかしい格好出来っかよ!!なんっだよ、ギラギラ戦隊って?!輝木過?!ダッサ!!まじ勘弁してほしい!!」
「秋介にぃ!!〝すぎる〟やってくれるの?!ほんと?!嬉しいっ!!」
ぴょんぴょんと部屋の真ん中で飛び跳ねるまひろに、ため息をつきたい気持ちをグッと堪えて、俺は親指を立ててまひろへと向けて笑った。
「おうっ!まかしとけ!」
「キャーー!楽しみーっ!」
そんなこんなで、可愛い歳の離れた妹の為に、お兄ちゃんは立ち上がるのであった!!