「百合子さんは僕と一緒にいたくないのかな」
地元企業の令嬢の百合子は、政治家の御曹司の佳史と婚約していたが、彼のほうから破談を申し出られていた。
だが、佳史は海の事故によって記憶喪失になってしまう。彼の世話のため、両家の親は百合子に佳史との同居を命じる。
記憶が曖昧なうちに彼に気に入られれば、両家に都合の良い縁談が調うことになる……。
優秀過ぎる佳史に気後れしていた百合子だが、記憶を失くした彼は無邪気で優しかった。記憶が戻らないまま一緒にいられれば良いと思うほど──でも、心地良いほどに、このままではいけない、という想いも募って──
自意識の薄いヒロインが自分の考えを持って生き始めるまでの物語です。
ドラマ
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