陰陽師の血を引く環(たまき)は14歳のとき悪霊に襲われ殺されそうになり、目の前に現れた白狐に助けられる。
白狐は「徳の高い人の血を体に取り込むこと、死んだらその身体を捧げること」を条件に力を貸すと持ちかけ、環は悪霊に殺された両親の血で契約を結ぶ。
その後、警視庁の大平課長と出会い、通称「ヨミ課」で悪霊を祓う日々を送るが、ある時課長が招き入れた元捜査一課・三瀧(みたき)の血を舐めてから彼の血でしか力が発動しなくなってしまう。
そんなある日、環は休暇で訪れた那須の旅館で近寄るもの全ての命を奪うという「殺生石」の存在を知る。
そこで悪霊の襲撃に逢い苦戦するが、現れたクロエと名乗る少女に助けられる。
彼女は自らをエクソシストだと言い、環に「貴女は良くない匂いがする」と告げる。
力不足を感じた環は新たな陰陽術を習得すべく、陰陽師・安倍晴明を祀る総本山、京都へ行くことを決意するがーー。