漆黒の霊祓師 -fate of blood-【下】

作者


陰陽師の血を引く環(たまき)は14歳のとき悪霊に襲われ殺されそうになり、目の前に現れた白狐に助けられる。

白狐は「徳の高い人の血を体に取り込むこと、死んだらその身体を捧げること」を条件に力を貸すと持ちかけ、環は悪霊に殺された両親の血で契約を結ぶ。



その後、警視庁の大平課長と出会い、通称「…



ーー想いは呪いを断ち斬れるか。




クールで黒猫のような式神遣いの「環」と、元捜査一課のヒゲタレ目「三瀧」が悪霊討伐のためバディを組んだ!



………が、この二人。



「あ、環ちゃん、捜査行く前にコンビニ寄っていい?」


「却下。どうせ煙草だろ、禁煙しろ」




とにかく正反対……。





警視庁刑事部捜査第四三課、通称「ヨミ課」。



その「存在しない課」で、今日も二人は人知れず悪霊討伐に励んでいるーー。




刑事×悪霊退治ファンタジー、ついに完結!