主人公の新田奈海は同い年の子たちより少し大人っぽい。というのも、彼女の祖母が書いた青春小説を読んだのが影響している。別の1人分の青春人生を体験したような感覚に陥る本を読んだ彼女は、”青い内にやりたいことを精一杯やりなさい”という祖母の格言を胸に自分の青春を大事にすると同時に精一杯やりたいことをやると決めていた。故に、恋愛を知らない彼女は勉強と部活に真剣に取り組む。そんな彼女に恋をしたのは、色んな女の子をとっかえひっかえしてきた久藤拓。適当に生きてきた彼にとって奈海は魅力的に映り、拓は持ち前の容姿を生かして近づこうとするが――
ある意味正反対の2人が、今の青春を精一杯に生きる姿を描いた青春恋愛物語。
この恋は、2人が精一杯だからこそ、生まれた。