ノアズと呼ばれた一族は動物の持つ力をその身に宿し、扱うことができる。
そしてノアズは予言されていた大災害から動物達を救う為に巨大な船であるノアの方舟を作り、動物達を乗せていく。
その船に『怪我人を治療する役』として同伴するのが小型犬の力を宿すラノだった。
しかし航海中、突然ノアズを裏切ったジェイク隊長により仲間や動物達が次々と傷つけられていく。
更にはラノが思いを寄せていたティアまでも目の前で瀕死の重傷を負わされてしまい、ラノはジェイク隊長に立ち向かうが全く歯が立たずに海へと落とされてしまう。
目を覚ましたラノの前に広がるのは、太古の世界。
ラノは恐竜の力をその身に宿し自分の住む世界へと戻っていくのだが、全ての記憶を失ってしまっていた。
それから半年後、自分が何者なのかも名前すらも知らずに彷徨い続けるラノの前に現れるのは、ノアズと対立を続けるルインズという一族だった。
問答無用に命を狙われるラノだったが、ラノが宿す恐竜の力は規格外のものだった。
急に始まったラノの記憶を探す旅……だが本人は世界の情勢が変わりつつあることをまだ知らなかった。