天の川銀河の外れ。一人の女性宇宙生物学者が降り立ったのは、氷に閉ざされた小さな星──。彼女が孤独な探索の中で経験する、小さな『声』にまつわる物語。短編です。
天の川銀河の外れ
孤独な、名前すらない恒星
その星に従う巨大な惑星・ポーラポーラ
氷に閉ざされた、4番目の小さな衛星
一人の宇宙生物学者が探査に降り立つ
与えられた時間は、一ヶ月
彼女が探すもの
過去に失われたもの
そして、幾つかのコンタクト──
茫漠とした宇宙の片隅で出会う、小さな『声』の物語