小説新人賞に応募しようと原稿用紙に向かう霧生一閃は頭を悩ませていた。
小説募集の標題は「最恐」。しかし、生まれてから一度も恐怖を体験したことのない霧生にとって無理難題だった。
国語の教師を務める彼は怖い話を集めるため生徒達に声をかける。
すると、一人の生徒がとある話を持ちかけてきた。三年二組、雨ケ谷晴介。
霧生が住む街で起きた、眼球を盗まれるという猟奇的な傷害事件について、彼は被害者と繋がりがあった。
「眼球盗難事件」
盗まれた眼球はそのまま機能し続け、目を背けたくなるような恐ろしい光景を被害者達は見せられている。そんな非現実的な出来事に霧生と雨ケ谷は踏み込んでいく。
やがて、盗まれるのは眼球だけではなくなり…。
✱グロテスクな文章あり
ホラー
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