子供の頃、祥乃はいつも僕の傍に居た。
あの頃の『あの思い出』は・・・
今も僕の胸に鮮明に蘇る。
でも、今、祥乃は・・・・・
僕の手の中から飛び立とうとしている。
あの日・・・・
自分に自信のない君は、雅基を信じられず、
そして、自分の気持ちを雅基に伝えられず、
ただ、その場に佇んでいた祥乃。
そんな祥乃に、雅基を信じて会いに行けと、
祥乃の背中を押した時から、
僕は、この結果は分かっていた。
そう、分かっていたんだ・・・
僕は、大切で、大好きな祥乃を、
この腕の中で、幸せには・・・出来ない。
それも・・・・分かっていたんだ・・・
そんな想いを抱いて祥乃と過して来た
僕の元に、やって来た祥乃を、
飲みに誘ったバーで、
祥乃の指に光る指輪を見つけて動揺する僕。
僕の祥乃への心の奥深くに沈めた想いが、
溢れ出る。
僕は、この想いに、終止符を打てるのか?
僕は、この恋を手放せるのか・・・・
このSTORY。は、
岬征尚を主人公にした、
『征尚目線』の祥乃を温かく見守る
『征尚の想い』を、綴りました。
祥乃と雅基の幸せを願いつつ、
自分の封じ込めた想いの行方を綴った、
『*言葉に出来ない言霊*』の続編です。
このSTORY。だけでも、
お楽しみいただける様に、しておりますが、
もし、ご興味がおありでしたら、
『*言葉に出来ない言霊*』
(主人公は、山咲祥乃です)
https://maho.jp/works/16743963567766584443
も、お楽しみ下さい。
オトナLOVE
- #幼なじみ
- #大人
- #溺愛
- #純愛
- #切ない
- #秘めた恋心
- #失恋
- #横恋慕