*ついに、この秘恋を手放す時が来た*

作者hana🌸



子供の頃、祥乃はいつも僕の傍に居た。
あの頃の『あの思い出』は・・・
今も僕の胸に鮮明に蘇る。

でも、今、祥乃は・・・・・
僕の手の中から飛び立とうとしている。

あの日・・・・
自分に自信のない君は、雅基を信じられず、
そして、自分の気持ちを雅基に伝えられず、
ただ、その場に佇んでいた祥乃…