愛すること、愛されることに背を向け、安らぐことさえも拒絶を強いる若き”女スナイパー”ミカ…。
その壮絶な半生とは…。
あらすじ 👉
壮絶な過去を背負ったミカ・ウィルキンソンこと、鹿児島ミカ…。
腕利きの"女スナイパー"として身を成したミカの再帰国を待つ相和会幹部の剣崎は、ある思いを胸に秘めていた。 彼はミカが愛すること、愛されること、希望を抱くことに背を向け続けて海外を渡り歩く理由を知っていたのだ…。それは、彼女が若干20歳で母国の地を踏んだ8年前のある出来事から始まる、ミカと相和会の長い旅路に帰結していた。
数奇な運命を辿ったミカが、その重い抜け殻を脱ぎ降ろして、自らを閉ざす闇から解放されることを望む剣崎は、彼女に”願う針路”を歩ませることができるのか。