美里は高校3年生。彼氏というより女友達とワイワイ楽しむ方が好きだった。
告白もされるけど…彼氏をつくる気にはなれず、幼馴染みの他の高校の先輩や、中学の同級生の男女で居る方が気が楽だった。
いつも遅刻組のメンバーと朝マックし登校。ただ周りはヤンキー高校で美里だけ、駅からは1人わりと進学校へ。
美里は高校の中で1番初めに推薦で国際コミュニケーション学部に合格した。
校長室の前に貼り出された合格者名のせいで周りからは『ヤンキーのくせに』と妬まれることもあったが影口は気にしない子だった。
世間はセンター試験。遊び相手も彼氏も居ない。ふとバイトを思い付いた。運送会社の仕分けをすることに…
そこで出逢った運ちゃんの田村さんは、まさかの大学出。B'zの稲葉に似たヤンキーでバイトから大人気。それがいつしか…彼氏はべつに…と思っていたはずが、いつも助手席に美里は居た。
楽しいキラキラした日々が続いていた頃、バイト先で声かけられたのは田村さんの友達の運ちゃん。中卒のヤンキーでグレーのグラサン、無精髭、黒の繋ぎの作業服。川崎の族上がりだった。
美里もまさか、運命の人が変わるなんて
気づける訳ないよね…
田村さん…まあちゃん…
そして3人は黄色の点滅へと…
白い息の中、運命は加速した
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