17歳の高校2年生の主人公、城崎 結都由(しろさき ゆづゆ)は自分の容姿と恋愛、そして進路に悩む日々を送りながらも、楽しく充実した高校生活を送っていた。
そんな結都由の生活は、ある日を境に急激に苦しいものへと変わっていく。
両親の離婚、親友の裏切り、そしてそれを皮切りに発症したうつ病。
「このまま時間が止まって、朝なんて来なければいいのに·····」口癖になったその言葉と共に過ごす苦しい日々の中で、結都由は自分の存在価値を見出すことが出来なくなってしまう。
自ら命を手放そうと決意し、入水自殺を図ろうとした時。
自分と同じ境遇を、前向きに生きる"彼"に出会い再び人の温もりに触れ、生きることへの前向きな気持ちを取り戻す。
「朝なんて来なければいいのにって思ったけど、キミとなら朝を受け入れられそう」
主人公の結都由と"彼"が必死に今を生きる物語。