客には自分が必要なたった一つの品物しか見えない不思議な店だ。
森澤骨董商店
ここは森澤骨董商店。
店内にはあらゆるいわく付きの骨董品が並んでいるが、客には自分が必要なたったひとつの品物しか見えないという不思議な店だ。
店にいるのは、主人の老人男性とその孫の少年――僕君の二人。
主人公はこの僕君、15歳だ。おじいちゃんではないよ。間違えないでおくれ。
僕君の僕、も名前ではない。
彼は自分を僕と呼ぶので、僕君、と仮にしておこう。
さあ、そろそろオープンの時間だ。
ファンタジー
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