数百年前、白《はく》は生き返るために地獄の全てのステージを制覇し三途の川に辿り着いた。
だが、生き返ることができると思った矢先に幼馴染みの真白《ましろ》が地獄堕ちたことを知り、自身がもう一度地獄を制覇することを条件に真白を生き返らせるよう当時の閻魔大王と約束する。必死の思いで二度目の地獄のステージ制覇を成し遂げたが、閻魔大王は約束を守ることはなかった。
閻魔大王が真白を生き返らせる気が無いと悟った白は、閻魔大王を倒すにために解法《げほう》を極限まで極め、閻魔大王を護る三鬼帝《さんきてい》と呼ばれる当時最強の三体の鬼を取り込み閻魔大王を倒した。
無事に真白は生き返ることができたが、白は閻魔大王を殺した罪により延々と地獄を彷徨うこととなる。
数百年経過した現世にて、真白は転生し白奈《しろな》という人間になり一人息子の善《ぜん》と幸せそうにくらしていた。その姿を地獄から見守ることが白の唯一の楽しみだった。
ある日中学生となった善はクラスの不良のイタズラのせいで川で溺れて死んでしまう。
さらに不運なことに、親より先に死んだ罪により地獄へと堕ちる善。
地獄へと堕ちた善は、サタンと名乗る現在の閻魔大王により賽《さい》の河原と呼ばれる場所にて石積みと呼ばれる罰を受けることとなる。
地獄の罰に悶え苦しむ善の前に白が現れる。
白の助けにより、善は石積みの罰をクリアしこれで生き返ることができると安堵した。
しかし、喜ぶ善を横目に白はまだ生き返ることはできないと絶望的な言葉を掛ける。
生き返るためには地獄の最終地点にある三途の川へ行かなければならない。そして三途の川へは地獄の全ての罰をクリアしなければ辿り着くことはできないと。
生き返るために、地獄の最終地点にある三途の川を目指し閻魔大王や鬼との戦いの冒険が始まる。