この物語は猫系擬人化ラブコメです。主人公である高校一年生の大友朔夜(オオトモサクヤ)と大学生の姉・百合那(ユリナ)、そして人間の姿になってしまった五匹の飼い猫たちの日常を描いています。
主人公の朔夜は突然人間の姿になった飼い猫たちに戸惑いながらも交流を深め、その一匹である白銀の髪をもつオッドアイの少女ルナに対して、恋愛感情に近い思いを抱くようになります。物語のメインヒロインであるルナは人間に対してあるトラウマをもっています。そのためルナは物語序盤では周囲と壁を作り、いつも怒ったような反応を示します。朔夜がルナの過去を知り、心に傷を負うルナに歩み寄っていくことが、この物語の主題です。
また、五匹の猫のうち、ルナを含めた四匹がメスで、一匹がオスという構成です。見た目の年齢順に紹介すると、最年長のノノは二十歳過ぎの少し大人びた女性。膝まで伸びる金髪と豊満な胸を持つお色気担当です。次はメインヒロインのルナ。年齢は主人公と同じ高校一年生くらいで、一言で言えばツンデレキャラです。三人目のコテツは唯一のオスで、主人公およびルナと同じ年齢。コテツは猫らしくめんどうくさがりなところがあります。四人目は準ロリ枠として、人間でいえば中学生くらいのアカツキ。主人公の姉・百合那のお気に入りとなります。最後に小学生サイズでいつも騒がしいサンゴ。ノノのことをお母さんのように慕っているロリっ子です。
物語は人間の姿になった飼い猫たちと家でダラダラしたり、海に行ったりといった交流を軸に展開しますが、中盤から人間の姿になった原因の究明と、ルナの過去にフォーカスされていきます。