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目は死んでても心は生きているんだから、恋くらい普通にする。
目が死んでる高校生と、美しいカフェ店員。
逢沢
長い前髪、分厚い眼鏡。 高校生。 目が死んでいる。 焦点合わない、何考えてるか分からない、やる気も生気も感じられない、そんな目。
田所
美しい25歳カフェ店員。
お小遣いをやりくりして、週4、5日ペースでカフェ通いを続ける男子高校生の逢沢は目が隠れる程前髪を伸ばし、分厚い眼鏡を掛けていた。
理由は目が死んでいるから。
しかしここ半年でその格好でいる理由が一つ追加された。
それは、好きな人…逢沢が通っているカフェの店員である田所という美しい青年を眺めるのに、この格好が最適な状態だからだ。
高校生の時から働いている喫茶店にそのまま就職した田所は、最近仲良くなってきた長い前髪がデフォルトの常連さんである逢沢に目を見せてとお願いして見せてもらった。
その目は天晴な程死んでいた…しかし田所はそんな彼の目に見惚れ、一瞬で恋に落ちた。
そんな二人がカフェでお話したり、夏休みなどのお休み期間では一緒に働いたり、遊んだり、両片想いをしたりするそんなお話。