時は現代、ネットにはびこる、憎悪や嫉妬、嫌悪、炎上の正体、悪意のすべては、獣の仕業だった。
技士と呼ばれるものたちが、超催眠の術で、戦いに挑む。
技士の敵は、獣を生み出し続ける邪徒。
邪徒は、インフルエンサーとして、人々に愛される存在に擬態し、人々を獣へと堕とす。
そんな邪徒らの頂点こそ、最強インフルエンサー孔雀院鳳凰(くじゃくいんほうおう)である。
孔雀院は超催眠をしのぐ音速催眠を極め、それに対抗できるのは、同じ音速催眠のみ。
そして、それができるのは、若き技士、津軽閔莝(つがるみんざ)、ただひとり。
孔雀院の奥底にある悪意。その目的は?
閔莝は音速催眠を超えられるか。
華やかな光のなかの闇、闇からの光。
これは、光と闇が交錯する、現実と幻影のはざまの戦いの物語。
音速の先に何が見えるーーー!
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