声劇(アイデア)
生きている人の言葉を、死人に手紙にして届ける配達人。
時には魂の架け橋になる。
数人で届ける場合もあれば、個人的に動く場合もある。
配達人は、人の死後成仏できないまま彷徨っていた魂をスカウトされることで配達人となる。
配達人は、いくら未練があろうとも。自らが関わった魂と会う事は許されていない。
配達人は、時には咎人と呼ばれ。罪をおかした魂とされる。
魂の浄化を待つものもいれば、現世に固執し浄化を望まないまま配達人として生者と死者との境界にて存在する。
配達人(咎人)達には上下関係もあれば、新人とされる者もいる。
不意な事故で境界で彷徨っている魂は時として、再び現世に還る存在にもなりうる。
境界には様々な生活区があり、生者と変わらない存在の様に暮らしている。
配達人(咎人)は、現世の持ち物は全てない。記憶はある。
身分や現世での『名前』や『性別』は、無かったものとされる。
境界に住む為に『通り名』で呼ばれる者が多い。
配達人の中には、名前をつけている者も居るが、個人的に使われるIDのようなもので他人に晒す事は殆ど無い。
配達人の特殊能力は、その存在により各種多様に渡り。
配達人として指名される場合、その能力に合った任務を任せられる。
任務中の主要となる行動は、最低2人での行動となる。
一人で任務に向かう事は殆ど無い。
境界から現世の繋目等では、互いが監視役となる。
絆的なモノを持ち合わせている者も居れば。
行動を制限される事を嫌う余り、法度を犯す者も存在する。
配達人として法度を何度も破ると、現世に転生も出来ず。
魂の浄化(天界)への道も閉ざされる。
任務は、名目上『配達』とはなっているものの。
決して『配達』と呼べるものでは無いモノも任務とされる。