大帝国ガイスト――
代々『神の声』を聴く力を持つ天女によって築き上げられ、その絶対的な力で国を治めていた。
そして今日もまた、その力によって何処かの国が制圧されていく――。
第4皇女のシルヴィアは天女の血を引きながらも力を引き継ぐことが出来なかったが、同じ親から生まれた第3皇女のウィンディーネには力が引き継がれていた。それでも国のため勉学や必要のない剣術までも身に着けようとしていた。新月の神託が行われる夜、誰も近づくことの許されていない神殿に向かう人影を見たシルヴィアは正体を突き止めようと一人神殿に行くが、そこでとんでもないものを見てしまうのだった・・・。