獣人と人間とが共存する詩樹大陸の四つの国では、誰もが植物の種に想いを込めることができる。そしてそれは『想いの種』と呼ばれ、書簡の代わりとして使われていた。
なかでも、『託宣の種』と呼ばれる特別な種を芽吹かせたり、目に見えない存在や他人の想いをも種に込めることができる特殊な能力を持つ者は『彩逢使(さいおうし)』と呼ばれていた。
『彩逢使』である獣人の少女・サミルは、ある目的を果たすべく獣人の村を離れ、ウェール国王都・ユウファへやってきたのだが……。
サミルは様々な人との出会いを経て、少しずつ成長していく――。
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