27歳の鈴江美奈は今日28歳になった。夫の一周忌を終え、帰宅すると、周りに眩しいほどの光が溢れる。
なにこれーと叫んだ時にはもう知らない世界に来ていた。西洋風の街並みを見上げた形で美奈は座っていた。周りには腰に剣をさした人や、魔女みたいな帽子に杖を持った人もいる。
街中の人々にとって、それは日常茶飯事のようで、美奈の召喚もまたかという感じだった。
美奈の召喚された国はダールストという、今国では聖女を欲しているらしく、聖女召喚の儀が何度も行われているのだ。美奈の前にも何人も召喚されたらしい。
だが、王宮では非常事態がおきている、聖女がその場に召喚されずに魔法陣が終わりを告げ消えてしまったのだ。
一方美奈は街の人が呼んだ役所の人に連れて行かれる。着いたところは役所兼ギルドだ。
ここで鑑定をするらしい、美奈も鑑定を行う。
HP・MP普通
闇属性以外
スキル不明
つまり聖女ではないらしいということになった。日本にも帰れないらしい。どうするか役所の人に聞かれた。すぐにはわからないと悩んでいると、役所の人に少しの間街を見てみるといいと言われ、この国のお金を渡された。
そのお金を持って街中を歩いてみることにした。
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