国際連合で新たなチームが組織された。それはレスキュー部隊。レスキューと言っても災害救助や食糧支援などではなく、紛争地帯から逃げ遅れた人々や、武装勢力に人質となってしまった人々を救出する部隊だ。彼らは軍隊ではない為、細かな階級も無ければ強力な軍事力も無い。ただ隊員は人並み外れた強さを秘めた強者どもが集まっていた。
海に面するサドビア国は、かつて緑溢れた豊かな国だった。しかし権力闘争による内戦が続き国家として機能を果たさない状態になっていた。そのサドビア国の独裁者となったゲッシュはサドビア国の人々や隣国の人々を人質のように扱い、その人々を盾にするような卑劣な手法で、軍事力を高め世界の脅威となっていく。ゲッシュの体制を武力で崩そうとする多国籍軍とは別に、直接人質となっている人々の救助を実行し、ゲッシュの戦略を崩していく国連レスキュー部隊(UNR)。
UNRに次々と計画をつぶされていくゲッシュはUNRを攻撃対象とし始めた。最強の隊員が揃っているUNRが武装すれば世界最強の軍隊となりサドビア軍を潰すことも出来る。
レスキューに徹する為に組織されたUNRを武装させるのか武装させないのか、葛藤とともにゲッシュと対峙していく。