松本柚は、東京の音楽大学の大学院生。
教員採用試験のため帰省した地元の山形市で、同級生の兄が被害者となった殺人事件を知る。
一方、柚の妹・椿は職場の先輩の付き添いで訪れた結婚相談所で、美貌の敏腕所長と知り合う。
柚が追い続けてきた謎と椿が深めてしまった恋が交錯する時、戻らない青春の輝きが終焉を迎える。
それでも続きを、奏でてほしいと願うのだ。
参考文献
「カラー図解 楽器のしくみ」緒方英子著(日本実業出版社)
「ダフニスとクロエー」ロンゴス作、松平千秋訳(岩波書店)
「一音入魂!全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50」(河出書房新社)
「オペラ座の怪人」ガストン・ルルー作、長島良三訳(KADOKAWA)