真愛(まちか)、23歳。
そうね、あえて説明するならば私は死にたがり。
でも自ら死ぬ勇気なんかないから誰か殺してくれればいいのになんて思いながら生き続けてこの歳になってしまった。
『毎日毎日殺したいほどにあなたのことが愛しいのです。』
そう言いながら私のことを殺さないのが彼女、
憐(れん)、25歳。
ねえ、憐?
私は憐が居る世界だから生きてもいいと思えたんだよ。
憐が居ない世界に生きている意味は見出せないんだよ。
お願い、また言ってよ。
『毎日毎日殺したいほどにあなたのことが愛しいのです。』って。
そしたら私もちゃんと愛してるを伝えるから。
『毎日毎日殺したいほどにあなたのことが恋しいのです。』