【中編】
目覚めた時、バツイチで子持ちのメイヴィスは用事を思い出した。
「今日は娘を学校に迎えに行かなくちゃ」
車に乗り込むメイヴィス。日常はいつのように進み、何もなく終わる。そう思っていた。
それっぽい世界観で送る、それっぽいストーリー。翻訳物風のミステリーです。
【登場人物】
◆メイヴィス・ブランストーン(女)
バツイチで一児の子を持つシングルマム。依存症の病歴を持つ。娘と二人で暮らしている。
◆ジェイミー・ブランストーン(女)
メイヴィスの娘。街の小学校に通う。
◆ブライアン・クライン(男)
メイヴィスの元夫。浮気が原因で離婚した。K&Kの経営者。
◆エブリン・ムーア(女)
中年の黒人女性。小学校の図書館の受付。三人の娘の母親。
◆アルバート・サマラス(男)
「アルバーツ・ダイナー」の店主兼コック。甘いものに目がない。
◆ネオ(男)
ボーリング場『X-Lanes』で働く店員。薬の売人でもある。
◆マテオ(男)
警察署に務める中年の黒人警部。トラブルで左遷された過去を持つ。
◆イーサン(男)
警察署に務める白人の若者。マテオの部下。上司を馬鹿にしている。
◆シトラス(男)
バー『250 5th』の常連。ゲイで最低最悪の性格の持ち主。
ピンクのハマーを乗り回す。若い頃はメイヴィスの薬中仲間だった。
◆ジゼル(女)
メイヴィスの幼馴染みの少女。大人っぽい発言を好む。
◆ケン・アボット(男)
バー『250 5th』に現れるアジア系の痩せた男。